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〜年間労働時間は何時間に設定することが理想なのでしょうか〜
年間所定労働時間は何時間くらいが理想なのでしょうか。
労働基準法が改正されるまでは、日本の年間労働時間は平均して2120時間ほどあったと言われています。それが1987年に労働基準法が改正され、週40時間までに労働時間が短縮されたことによって年間労働時間は2000時間を下回ることができました。
しかしその後はまた労働時間が増加し始め、2003年には再び2000時間を上回ってしまいました。これには下記のような要因があったとされています。
〇景気低迷によるリストラにより、以前よりも少ない人数で同じ業務をこなさなければならなくなったため。
〇24時間営業や年中無休などの営業形態の店舗が増加したため。
〇規制緩和による業界内の価格争いが起こったため。

~年間労働時間が増えるとどうなる?~
こうした動きの中、過剰労働が原因でストレスを原因とするうつ病や過労死、過労自殺などが発生するような事態となってしまいました。そのため国もこの長時間労働を改善するために、「ワーク・ライフ・バランス」という考え方を打ち出し、労働時間の短縮化を目指す方針を掲げました。

~年間労働時間は何時間が妥当?~
ベストな年間所定労働時間は、職場環境や業務の内容によって異なってきますが、日本労働組合総連合会は年間の総実労働時間を1800時間にするという目標を掲げています。
年間所定労働時間が1800時間となるには、労働日数が年間で240日とした場合に、一日あたり7.5時間が限度となります。

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