〜メンタルヘルスの診断方法〜
昨今、うつ病をはじめとする心の病が社会問題化しています。こういった症状に早めに気づいて治療するには、早い段階で適切なメンタルヘルス診断を受けることが大切です。
■主な精神病とその診断方法について
〇うつ病
仕事のストレスが原因で知らず知らずのうちにうつ病にかかってしまう場合があります。
うつ病の症状としては、やる気が出ない、食欲がない、憂鬱な精神状態の継続などの症状があります。
診断方法としては、「自己評価表」を基にうつ病の症状を数値化し測定します。これによりうつの状態を客観的に判断することができます。

〇アスペルガー症候群
会話はできるが、周りとのコミュニケーションが困難であったり、日常生活がパターン化しやすいなどの症状が特徴です。診断には「自閉症スペクトラム指数」を用います。一定の質問に答えることでこの数値を測定し症状を客観的に把握します。

〇サイコパス
反社会的人格とも言われ、良心の異常、責任能力の欠如、罪悪感の欠如、自尊心が強いなどの症状があります。サイコパシーリストを元にした複数の質問に答えることで診断します。

〇社会不安障害
SADとも呼ばれ、社会的状況に対して異常な不安や恐怖感を感じてしまい、回避行動を取ってしまうため、社会生活が困難になるケースがあります。人前での極度の緊張、人の視線を怖がるなどの症状があります。
SADはその評価基準としてLSASというものがあります。恐怖感や不安感、回避行動などについて複数の項目に渡ってチェックを行い診断する事が出来ます。